アジアのポーカー映画:ナンバーワンはどれ?

ポーカーはこれまで、世界中の映画の題材として取り上げられてきた歴史があります。もちろん真っ先に思い浮かぶのは、『シンシナティ・キッド』や『暴力脱獄』などのハリウッド映画です。

2020年2月のアカデミー賞で韓国映画『パラサイト 半地下の家族』がオスカーを受賞してから、アジアの映画が再び注目を集めています。次に、ポーカーが物語の重要な要素となる3作品をご紹介します。これらの作品を世界の人々に知ってもらうには、今がちょうどいいタイミングかもしれません。

ゴッド・ギャンブラー

1989年に公開された、バリー・ウォン監督、チョウ・ユンファ、アンディ・ラウ主演の香港映画。

チョウ・ユンファが演じるのは、「賭神」を自称する有名ギャンブラー、コウ・ジョン。東京に遠征に来た彼は有名なプレイヤーの田中と勝負することになり、八百長ではあったものの、田中を見事に打ち負かします。田中は、自分の父親を騙して死に追いやったチャン・カム・シンを倒すのに協力してほしいとコウに頼みます。

しかし、コウは事故に遭い、記憶とポーカーのスキルを失います。やがてその能力を取り戻しますが、それは、チャン・カム・シンが所有する豪華な船でのポーカーの大勝負の直前のことでした。またの名を「ギャンブラーの鬼」による、マークを付けたカードを使ったイカサマがあったにもかかわらず、コウ・ジョンは勝利し、窮地を脱するのでした。

 

ヴェガスからマカオへ

チョウ・ユンファがコウ・ジョン役で再登場。『ゴッド・ギャンブラー』のスピンオフ作品として正当に評価されている作品の1つであり、結末には意外な展開が待っています。ストーリーが複雑で分かりにくいのも、この手の映画にありがちです。

映画の冒頭では、暴力団から金を奪ってばらまくことを目的とした一団が登場。ベンツが指揮し、息子のクールと甥のカールが支えるこのグループは、気づかないうちに、ミスター・コーという暴力的な地下組織のボスに監視されることになります。

それに気づいたベンツは、仲間のケンに助けを求めます。ケンならカードの能力を生かしてギャングのボスを倒すことができると考えたからです。しかし、勝負を前にして、ミスター・コーの策略によりベンツは殴られ、昏睡状態に。一方、ケンはミスター・コーを倒すことに成功するのでした。そして旧正月、クールは自分を弟子にしてくれるという謎の男と出会います。その男は自分こそが「賭神」であることを明かすのでした。

 

ポーカーキング

最後にご紹介するのは、ルイス・クーとラウ・チンワン主演、チャン・ヒンカイとジャネット・チュンが共同で脚本・監督を務めた2009年の作品です。ルイス・クーが、カジノ界の大物の息子でありながら、素行の悪さによりカナダに送り出されたジャックを演じています。父親の死後、マカオに戻ったジャックは、ウノ(ラウ・チンワン)という怪しげなライバルに会うことに。ウノはジャックが会社を継ぐにはあまりにも無能であることを立証して、会社を乗っ取ろうとしていたのでした。

それに気づいたジャックは、恋人のスマイリーに支えられながら、マカオのカジノで一流のポーカープレイヤーとして名を馳せようと奮闘します。そして、父親のカジノの所有権をかけて、ウノと勝負をすることになるのですが・・・

緊迫するゲームが続き、最終的にほんのわずかの差で決着がつきます。ジャックが勝利したことで、彼に対する憎しみが消えるウノ。ジャックは経営権を握ると、ウノを会社のCEOにし、ポーカーゲームに集中することを許可します。本作はポーカーをかなり正確に描写しており、よってナンバーワンはこの作品だと言えるでしょう。